【六月博多座歌舞伎 昼の部】
本日2回目を観て参りました。今日はご招待を受けたので、予想外の観劇です。Lucky〜☆
(えっとぉ、昼はあと1回、今週末のチケットを持ってますが、何か・・?!笑)
今日は2階席花道真上。初めての席でしたが、鳥屋口へ引っ込む姿が見られて面白かったぁ。
普段は後ろ姿を観てるからね。
NHKの葛西さんが来られてました!! ピンクのジャケットだったわ(*^_^*)
昼の部は、『金閣寺』『近江のお兼・お祭り』『封印切』です。
『封印切』と言えば。
今秋、巡業の西コース「松竹大歌舞伎 近松座公演」でかかるのですが、近場では北九州に来ます。
・・フフっ、チケット取っちゃったo(≧▽≦)o
今年は「封印切」の年かな?! 思えば去年は「先代萩」の年だった..。
(6/19に3回目を観ました。追加分は※印で書いてます)
【金閣寺】
松永大膳 愛之助
此下東吉 勘太郎
雪姫 七之助
十河軍平 実は佐藤正清 亀蔵
慶寿院尼 門之助
狩野之介直信 扇雀
「金閣寺」は、見所がたくさんありますよねぇ。好きです!!
大ゼリに乗って上下する仕掛けとか。
桜の樹に縛りつけられた雪姫が、足の爪先で桜の花びらを掻き集めて鼠の絵を描いたら、その絵に魂がこもって本物の鼠となって縄を食いちぎってくれる・・とか。
桜吹雪の中の七之助くん、可愛らしかったわ〜。
「三姫」のひとつ雪姫だもんねぇ。七之助くん、最近は大役に挑戦してますね。
愛之助さんは国崩しの敵役・大膳ですぞ。んまぁ〜、憎々しいお顔に態度だこと。
ホントに愛之助さんかいな?と思うほどに顔も鼻もでかくてふてぶてしい感じです。
※愛之助さんを見つめていると、こっちまでふてぶてしい顔になってました(ハタっと気付いた・・笑)
大膳と東吉、囲碁をするんだけど、今日は上から見たので、「なんか字でも書いてるんじゃなかろうか・・」などとマジマジと見ちゃったわ(←話に集中しろよっ!!)
東吉役の勘太郎くん。もう君付けで呼べないな。清々しい容姿にピシッと決まった型・・。
声の調子もよくって、ホントに素晴らしい!!
やっぱり勘太郎さんはいい役者さんだな・・と再確認しました。
※勘太郎さんは夜も運動神経の良さを発揮してますが、昼も桜の木を上ったりと体を張ってます。
※途中で足を踏み外しそうになる細かい演技...わかっているけど毎回ドキっとしますね(^^;)
【近江のお兼】
近江のお兼 勘太郎
勘太郎さんの舞踊。女形で、出てきたパッと見は「七之助くん?」という感じもして、やっぱり兄弟だな・・と思ったのも束の間...。
すっげー怪力女性です(^^;)
寄って来た若い衆を蹴散らしたり、暴れ馬を押さえ込んだり。長〜い布を勇壮に振ったり。
※花道七三のところから舞台に向かって、ケンケン(片足)で飛んできます。
勘太郎くんじゃないと出来ないよ(笑)
※馬の動き(演技)も楽しいです。前足の人、後ろ足の人、バランスとって上手だよなぁ。
【お祭り】
鳶頭駒吉 橋之助
昼の部では橋之助さんはこの舞踊だけ。寂しいなぁ。
この舞踊では、大向こうから『待ってました』と声がかかり、『待っていたとはありがてぇ〜』と返すところが、も〜ワクワクしますねo(≧▽≦)o
面長の顔立ちの橋之助さん、いい男です。粋でいなせな鳶頭。
お客さんを楽しませる豊かな表情が印象的です。
【封印切】
亀屋忠兵衛 扇雀
丹波屋八右衛門 愛之助
傾城梅川 七之助
槌屋治右衛門 亀蔵
井筒屋おえん 門之助
封印切は以前、忠兵衛@仁左衛門さんで見ましたね。
今回は扇雀さん。(9月は藤十郎さん☆)
正直言って、扇雀さんは女形以外見たことがなかったので、ちょーっと不安でしたが(汗)、さすが上方の役者さんですね〜。
笑いをいれつつはんなりとした佇まいで「和事」でした。
最初見たときに、おえん@門之助さんが、忠さん(忠兵衛)、川さん(梅川)と呼ぶうちに、忠さんに向かって「川さん」と間違って言っちゃったんですよ。
そしたら、扇雀さん、とっさに「何が川さんでっか?うちは忠さんでっせ」(関西弁がわからないけどこんな感じ・・笑)と言ってましたo(≧▽≦)o
序盤は忠さんと川さんの「じゃらじゃらじゃらじゃら」(台詞にあるのよね)したシーン(えっとー、二人のたわいのない痴話で仲良さを見せるシーンね)で楽しく、後半は八右衛門が出てきてテンポが出てきます。
んもー、「ゲジゲジの八右衛門」「あぶらむしの八右衛門」はいくら愛之助さんでもムカツク奴です(笑)
顔が憎たらしいもの。
忠兵衛の悪口を言う愛之助さん、しゃべり倒します。1人芸ですよ。
落語を聞いてる感じでクスクスっと笑えます。
※クルッと回ってワンっ、ねずみがニャオニャオ言うわけない..などと、本当に楽しい台詞。
※お金の方から「はっつぁ〜ん、はっつぁ〜ん」と寄ってくるとか、仕草も表情も楽しい〜。
※見てるこっちまでニヤニヤしちゃう(*^_^*)
そして、忠兵衛が出てくると八右衛門とのやり取りは漫才のようになって・・。
2人とも関西人だから、関西弁が安心して聞けますね(^^;)
※皮財布の中のお金に向かって八右衛門が「窮屈やろ、はよ出したる」と言うとこでも、忠さんが咄嗟に「誰と話しとるんかいな」などと反応して。ほんと、楽しい!!
扇雀さんの忠兵衛に愛之助さんの八右衛門、バランスよくてとてもよかったと思います。
いや、ホントに扇雀さんの忠兵衛は意外とよくて・・(意外って...失礼やな、私)
やはり、忠兵衛は上方役者さんがされるのがいいよね。
(今年1月は新橋で獅童さんがされたみたいだけど、どうだったんだろうか・・・。笑いに走ってたりして・・(←コラっ。苦笑)
※梅川の七之助さん。私は七之助さんは雪姫より梅川のほうが好きですね。
※やっぱり彼も中村屋。お父様の血ですかね?ちょっとおかしみのあるお役でイキイキされてる気がします。
※忠さんと川さん、出会う場面で「忠さん、忠さん」「川〜、川」と呼び合うところなんて、笑いもあって七之助さんの良さが出てたわ〜。
もう一回観に行けるのがとても楽しみです。
何か感じたことがあれば、その後に追加しよーっと。(追加分は※印)
(えっとぉ、昼はあと1回、今週末のチケットを持ってますが、何か・・?!笑)
今日は2階席花道真上。初めての席でしたが、鳥屋口へ引っ込む姿が見られて面白かったぁ。
普段は後ろ姿を観てるからね。
NHKの葛西さんが来られてました!! ピンクのジャケットだったわ(*^_^*)
昼の部は、『金閣寺』『近江のお兼・お祭り』『封印切』です。
『封印切』と言えば。
今秋、巡業の西コース「松竹大歌舞伎 近松座公演」でかかるのですが、近場では北九州に来ます。
・・フフっ、チケット取っちゃったo(≧▽≦)o
今年は「封印切」の年かな?! 思えば去年は「先代萩」の年だった..。
(6/19に3回目を観ました。追加分は※印で書いてます)
【金閣寺】
松永大膳 愛之助
此下東吉 勘太郎
雪姫 七之助
十河軍平 実は佐藤正清 亀蔵
慶寿院尼 門之助
狩野之介直信 扇雀
「金閣寺」は、見所がたくさんありますよねぇ。好きです!!
大ゼリに乗って上下する仕掛けとか。
桜の樹に縛りつけられた雪姫が、足の爪先で桜の花びらを掻き集めて鼠の絵を描いたら、その絵に魂がこもって本物の鼠となって縄を食いちぎってくれる・・とか。
桜吹雪の中の七之助くん、可愛らしかったわ〜。
「三姫」のひとつ雪姫だもんねぇ。七之助くん、最近は大役に挑戦してますね。
愛之助さんは国崩しの敵役・大膳ですぞ。んまぁ〜、憎々しいお顔に態度だこと。
ホントに愛之助さんかいな?と思うほどに顔も鼻もでかくてふてぶてしい感じです。
※愛之助さんを見つめていると、こっちまでふてぶてしい顔になってました(ハタっと気付いた・・笑)
大膳と東吉、囲碁をするんだけど、今日は上から見たので、「なんか字でも書いてるんじゃなかろうか・・」などとマジマジと見ちゃったわ(←話に集中しろよっ!!)
東吉役の勘太郎くん。もう君付けで呼べないな。清々しい容姿にピシッと決まった型・・。
声の調子もよくって、ホントに素晴らしい!!
やっぱり勘太郎さんはいい役者さんだな・・と再確認しました。
※勘太郎さんは夜も運動神経の良さを発揮してますが、昼も桜の木を上ったりと体を張ってます。
※途中で足を踏み外しそうになる細かい演技...わかっているけど毎回ドキっとしますね(^^;)
【近江のお兼】
近江のお兼 勘太郎
勘太郎さんの舞踊。女形で、出てきたパッと見は「七之助くん?」という感じもして、やっぱり兄弟だな・・と思ったのも束の間...。
すっげー怪力女性です(^^;)
寄って来た若い衆を蹴散らしたり、暴れ馬を押さえ込んだり。長〜い布を勇壮に振ったり。
※花道七三のところから舞台に向かって、ケンケン(片足)で飛んできます。
勘太郎くんじゃないと出来ないよ(笑)
※馬の動き(演技)も楽しいです。前足の人、後ろ足の人、バランスとって上手だよなぁ。
【お祭り】
鳶頭駒吉 橋之助
昼の部では橋之助さんはこの舞踊だけ。寂しいなぁ。
この舞踊では、大向こうから『待ってました』と声がかかり、『待っていたとはありがてぇ〜』と返すところが、も〜ワクワクしますねo(≧▽≦)o
面長の顔立ちの橋之助さん、いい男です。粋でいなせな鳶頭。
お客さんを楽しませる豊かな表情が印象的です。
【封印切】
亀屋忠兵衛 扇雀
丹波屋八右衛門 愛之助
傾城梅川 七之助
槌屋治右衛門 亀蔵
井筒屋おえん 門之助
封印切は以前、忠兵衛@仁左衛門さんで見ましたね。
今回は扇雀さん。(9月は藤十郎さん☆)
正直言って、扇雀さんは女形以外見たことがなかったので、ちょーっと不安でしたが(汗)、さすが上方の役者さんですね〜。
笑いをいれつつはんなりとした佇まいで「和事」でした。
最初見たときに、おえん@門之助さんが、忠さん(忠兵衛)、川さん(梅川)と呼ぶうちに、忠さんに向かって「川さん」と間違って言っちゃったんですよ。
そしたら、扇雀さん、とっさに「何が川さんでっか?うちは忠さんでっせ」(関西弁がわからないけどこんな感じ・・笑)と言ってましたo(≧▽≦)o
序盤は忠さんと川さんの「じゃらじゃらじゃらじゃら」(台詞にあるのよね)したシーン(えっとー、二人のたわいのない痴話で仲良さを見せるシーンね)で楽しく、後半は八右衛門が出てきてテンポが出てきます。
んもー、「ゲジゲジの八右衛門」「あぶらむしの八右衛門」はいくら愛之助さんでもムカツク奴です(笑)
顔が憎たらしいもの。
忠兵衛の悪口を言う愛之助さん、しゃべり倒します。1人芸ですよ。
落語を聞いてる感じでクスクスっと笑えます。
※クルッと回ってワンっ、ねずみがニャオニャオ言うわけない..などと、本当に楽しい台詞。
※お金の方から「はっつぁ〜ん、はっつぁ〜ん」と寄ってくるとか、仕草も表情も楽しい〜。
※見てるこっちまでニヤニヤしちゃう(*^_^*)
そして、忠兵衛が出てくると八右衛門とのやり取りは漫才のようになって・・。
2人とも関西人だから、関西弁が安心して聞けますね(^^;)
※皮財布の中のお金に向かって八右衛門が「窮屈やろ、はよ出したる」と言うとこでも、忠さんが咄嗟に「誰と話しとるんかいな」などと反応して。ほんと、楽しい!!
扇雀さんの忠兵衛に愛之助さんの八右衛門、バランスよくてとてもよかったと思います。
いや、ホントに扇雀さんの忠兵衛は意外とよくて・・(意外って...失礼やな、私)
やはり、忠兵衛は上方役者さんがされるのがいいよね。
(今年1月は新橋で獅童さんがされたみたいだけど、どうだったんだろうか・・・。笑いに走ってたりして・・(←コラっ。苦笑)
※梅川の七之助さん。私は七之助さんは雪姫より梅川のほうが好きですね。
※やっぱり彼も中村屋。お父様の血ですかね?ちょっとおかしみのあるお役でイキイキされてる気がします。
※忠さんと川さん、出会う場面で「忠さん、忠さん」「川〜、川」と呼び合うところなんて、笑いもあって七之助さんの良さが出てたわ〜。
もう一回観に行けるのがとても楽しみです。
何か感じたことがあれば、その後に追加しよーっと。(追加分は※印)
by ville202hirocat
| 2009-06-15 23:25
| 歌舞伎