【松竹大歌舞伎 近松座公演 西コース】北九州
行ってきました〜、近松座公演!!
会ってきました〜、愛之助さんに!!
北九州芸術劇場にて、9/13(日)17:30
今回の座席は、3列目のセンターブロック下手寄りでして・・。
ウフフフ...「封印切」では八右衛門の視線、「鏡獅子」では仔獅子の視線を感じる席...。
愛之助さんを凝視できる席!! 取った自分を褒めてあげたいっ(笑)
今回は開演前に思いがけない出来事が起こり、心臓バクバクしながらの観劇でした。(何があったかは言えないわぁ〜o(≧▽≦)o
巡業って初めて行ったのですが、大道具さんも慣れてないのか?!、舞台変換がドタバタしていたり、舞台上の裏方さんたちの声がバシバシ聞こえたり・・。なんだか手作りっぽい感じが面白かったです(^^;)
感想の前に・・・。
帰りは小倉駅から新幹線だったのですが、お囃子の方々と一緒でした。
1日空いて愛媛だから、福岡から飛行機で入るんですかね。
・・で、翫雀さんも一緒だったのだけど。最後まで舞台に立たれてましたよね?終演からまだ25分くらいしか経ってないんですが..(えーー!!)
皆さん、一緒に行動されるわけではなく、泊まりもいろいろなんだと知りましたわ〜。
さて、今回は..
一、坂田藤十郎お目見得 御挨拶
二、恋飛脚大和往来「封印切」
三、連獅子
上方役者さんたちの「封印切」はやっぱりよかったよーーー
ちなみに六月博多座での「封印切」感想はこちら
《坂田藤十郎お目見得 御挨拶》
藤十郎さん、お若いっ。
50歳の時に近松座を創設し、28年やっておりますって...。
客のどよめきと拍手はすごかったわ。
上方歌舞伎や近松座に対するお話しを10分弱されました。
私もやーっと和事に対してわかりつつある歳になったよ(苦笑)
《封印切》
亀屋忠兵衛:坂田藤十郎 丹波屋八右衛門:片岡愛之助
傾城梅川:中村壱太郎 槌屋治右衛門:坂東彦三郎
井筒屋おえん:片岡秀太郎
六月に続いて成駒屋型の封印切。
松嶋屋型の封印切はすっかりウル覚えですが..(封印切れか封印切りか..の違いとか?!)
どちらも上方とはいえ、忠兵衛さんはかっこいい松嶋屋仁左衛門さんより、よりはんなりとした感じの山城屋や成駒屋さんのほうがしっくりくるような気がします。最近、観てるからかもしれませんが(笑)
さて、今回もまた愛之助さんは「総スカンのはっつぁん」役だったのですが、言い合う相手が藤十郎さんですから!!
どんな感じになるのやら・・楽しみでした。
おまけに、おえんさんは秀太郎さん!!
梅川も壱太郎くんだし、上方で固めた封印切はさぞかし「はんなりとした匂い」を漂わせるんだろうな〜と。
六月と違ったのは、井筒屋の庭のシーン。いわゆる「じゃらじゃら〜」のシーン(笑)
巡業だからか(?!)、屋敷はなく、舞台全体が庭でした。川さん、忠さんは地べたに跪く感じでじゃらじゃらじゃらじゃら・・(笑)
ここで、目をひいたのはおえんさん(秀太郎さん)ですね〜。
なんて可愛らしいのだろう。お顔も下膨れっぽくてカワイイおばあちゃんみたいだし(^^;)
一つ一つの仕草も細かくて。暗い中歩いてくる際、何かをまたいでみたり。塀を伝って歩いてみたり。
釘付けでした(*^_^*)
八右衛門が登場し、私の視線は愛之助さんへ釘付けとなりましたが、ここでもおえんが「燗冷ましのはっつぁん・・」と攻撃するのは楽しかった!!
さぁ、八右衛門の台詞でひとしきりニヤニヤした後は、忠さんとのバトルが開始!!
う〜ん、藤十郎さん、口では愛之助さんに負けてます....。何言ってるかわからん(汗)
口跡が....ついていってないっていうか...。まぁ、しどろもどろな感じがあっていいといえばいいのかもしれませんが。
六月は八右衛門(愛之助さん)がイヤなヤツに思えたけど、今回は「ぼんぼん」な感じが出ていた気がした。嫌みなぼんぼん。
きっとお相手が藤十郎さんだからだろうな。品のある忠さんだからだろうな。
それにしても、藤十郎さんはお若い!!愛之助さんとの年齢差を感じさせません。っていうか、愛之助さんのほうが年上に見えるくらい(最近、おでこのシワが見えるよね(^^;))
大先輩を相手に堂々と言い争う愛之助さんもすごいよねっ!!
封印が切れてからは、藤十郎さんのたっぷりな演技が魅せてくれます。たっぷりすぎる・・(苦笑)
たっぷりといえば、ラストで忠さんが花道を引っ込む時もゆーーーーっくり、たーーーーーっぷりだった。
ニコニコと見送るおえんさんの笑顔が可愛く、よろけながら去っていく忠さんが余計に切なく思えたよ(T_T)
あっ、壱太郎さんのことを書いてなかったね。
初めての梅川役、お祖父様の藤十郎さんと恋人役。考えただけでも体が固まりそうですね(^^;)
最初は、動きが堅いかな・・・、その手の震えは演技ですか?それとも本当に震えてる?・・みたいな手の揺れようだったりしましたが、見た目や声が可憐で!!
これからが楽しみですね〜。
それにしても、祖父と孫のカップル!! 年齢差を感じさせないカップル。すごすぎる・・・!!
《連獅子》
狂言師右近後に親獅子の精 中村翫雀
狂言師左近後に仔獅子の精 片岡愛之助
修験者 中村亀鶴
村娘 中村壱太郎
連獅子は今まで何度も観ていますが、全部親子共演じゃなかったかな?
親子じゃない、ましてや血のつながりもない連獅子は初めてかも?!
しかも翫雀さんと愛之助さんが親子ってのは・・・。
今回の巡業公演は「上方」というのを意識して、「上方役者同士は家族と同じ」...みたいな気持ちがあるのかしら?などと考えながら観ていた。
狂言師としての登場では、愛之助さんは前髪で若々しい感じ。さっきのはっつぁんのイメージはナシ。
ハツラツと可愛らしく踊ってた〜o(≧▽≦)o
翫雀さんはお澄まし顔で落ち着いた感じ。眉毛がハの字になるくらいに・・・(笑)
でも、この間「NINAGAWA十二夜」の英竹役をテレビで再確認したばかりだったから、どーも笑ってしまう。「I'm Sorry」とか言いそうなんだもん(^^;)
親獅子が仔獅子を谷へ突き落とすシーンで。
花道に出た仔獅子(愛之助さん)が上にポンと飛んで座るところ...板の関係なのか、すごい音だった!!
もー、すごく痛そうな音だったよぉ(>_<)
目を閉じて座っている愛之助さん。私からは顔を横に向けないと観られない真横の位置で。
正面で踊っている翫雀さんを観なきゃいけないのだろうが、ワタシャ、横を向きたいのよーー(T_T)と、目だけ真横に向けて必死でお美しい愛之助さんのお顔を眺めようとしていた(^^;)
間狂言はいつもの「宗論」ではなく、亀鶴さんと壱太郎くんのやりとり。
壱太郎くんは梅川よりも村娘のほうがイキイキと演じてたかも?!愛嬌があってカワイイ。
亀鶴さんも酔っぱらいのお化粧にぶっとい眉毛という、おかしみのあるお役。
二人とも滑稽で、楽しい時間だった。亀鶴さんの出番がこれだけってのはとてももったいないよなぁ。
さぁ、最後は獅子の姿になった親子による毛振り!!
凛々しい仔獅子の隈取りの愛之助さんは下手よりなので、私の目の前ですぞー。
若さはあるものの、落ち着いた毛振りだったように思います。
それに比べて親獅子の翫雀さん。今回は見栄えを考えて30cm長い毛にしたらしいけど、高速毛振りでしたなぁ。
ガンガン振ってました(^^;) 連獅子しか出てないから力が有り余ってるのかしら?笑
そうそう、
三味線やお囃子の方々、若い方が多いような気がして、いつも以上に目が行ってしまったわ
帰りの新幹線も一緒だったし〜o(≧▽≦)o
会ってきました〜、愛之助さんに!!
北九州芸術劇場にて、9/13(日)17:30
今回の座席は、3列目のセンターブロック下手寄りでして・・。
ウフフフ...「封印切」では八右衛門の視線、「鏡獅子」では仔獅子の視線を感じる席...。
愛之助さんを凝視できる席!! 取った自分を褒めてあげたいっ(笑)
今回は開演前に思いがけない出来事が起こり、心臓バクバクしながらの観劇でした。(何があったかは言えないわぁ〜o(≧▽≦)o
巡業って初めて行ったのですが、大道具さんも慣れてないのか?!、舞台変換がドタバタしていたり、舞台上の裏方さんたちの声がバシバシ聞こえたり・・。なんだか手作りっぽい感じが面白かったです(^^;)
感想の前に・・・。
帰りは小倉駅から新幹線だったのですが、お囃子の方々と一緒でした。
1日空いて愛媛だから、福岡から飛行機で入るんですかね。
・・で、翫雀さんも一緒だったのだけど。最後まで舞台に立たれてましたよね?終演からまだ25分くらいしか経ってないんですが..(えーー!!)
皆さん、一緒に行動されるわけではなく、泊まりもいろいろなんだと知りましたわ〜。
さて、今回は..
一、坂田藤十郎お目見得 御挨拶
二、恋飛脚大和往来「封印切」
三、連獅子
上方役者さんたちの「封印切」はやっぱりよかったよーーー
ちなみに六月博多座での「封印切」感想はこちら
《坂田藤十郎お目見得 御挨拶》
藤十郎さん、お若いっ。
50歳の時に近松座を創設し、28年やっておりますって...。
客のどよめきと拍手はすごかったわ。
上方歌舞伎や近松座に対するお話しを10分弱されました。
私もやーっと和事に対してわかりつつある歳になったよ(苦笑)
《封印切》
亀屋忠兵衛:坂田藤十郎 丹波屋八右衛門:片岡愛之助
傾城梅川:中村壱太郎 槌屋治右衛門:坂東彦三郎
井筒屋おえん:片岡秀太郎
六月に続いて成駒屋型の封印切。
松嶋屋型の封印切はすっかりウル覚えですが..(封印切れか封印切りか..の違いとか?!)
どちらも上方とはいえ、忠兵衛さんはかっこいい松嶋屋仁左衛門さんより、よりはんなりとした感じの山城屋や成駒屋さんのほうがしっくりくるような気がします。最近、観てるからかもしれませんが(笑)
さて、今回もまた愛之助さんは「総スカンのはっつぁん」役だったのですが、言い合う相手が藤十郎さんですから!!
どんな感じになるのやら・・楽しみでした。
おまけに、おえんさんは秀太郎さん!!
梅川も壱太郎くんだし、上方で固めた封印切はさぞかし「はんなりとした匂い」を漂わせるんだろうな〜と。
六月と違ったのは、井筒屋の庭のシーン。いわゆる「じゃらじゃら〜」のシーン(笑)
巡業だからか(?!)、屋敷はなく、舞台全体が庭でした。川さん、忠さんは地べたに跪く感じでじゃらじゃらじゃらじゃら・・(笑)
ここで、目をひいたのはおえんさん(秀太郎さん)ですね〜。
なんて可愛らしいのだろう。お顔も下膨れっぽくてカワイイおばあちゃんみたいだし(^^;)
一つ一つの仕草も細かくて。暗い中歩いてくる際、何かをまたいでみたり。塀を伝って歩いてみたり。
釘付けでした(*^_^*)
八右衛門が登場し、私の視線は愛之助さんへ釘付けとなりましたが、ここでもおえんが「燗冷ましのはっつぁん・・」と攻撃するのは楽しかった!!
さぁ、八右衛門の台詞でひとしきりニヤニヤした後は、忠さんとのバトルが開始!!
う〜ん、藤十郎さん、口では愛之助さんに負けてます....。何言ってるかわからん(汗)
口跡が....ついていってないっていうか...。まぁ、しどろもどろな感じがあっていいといえばいいのかもしれませんが。
六月は八右衛門(愛之助さん)がイヤなヤツに思えたけど、今回は「ぼんぼん」な感じが出ていた気がした。嫌みなぼんぼん。
きっとお相手が藤十郎さんだからだろうな。品のある忠さんだからだろうな。
それにしても、藤十郎さんはお若い!!愛之助さんとの年齢差を感じさせません。っていうか、愛之助さんのほうが年上に見えるくらい(最近、おでこのシワが見えるよね(^^;))
大先輩を相手に堂々と言い争う愛之助さんもすごいよねっ!!
封印が切れてからは、藤十郎さんのたっぷりな演技が魅せてくれます。たっぷりすぎる・・(苦笑)
たっぷりといえば、ラストで忠さんが花道を引っ込む時もゆーーーーっくり、たーーーーーっぷりだった。
ニコニコと見送るおえんさんの笑顔が可愛く、よろけながら去っていく忠さんが余計に切なく思えたよ(T_T)
あっ、壱太郎さんのことを書いてなかったね。
初めての梅川役、お祖父様の藤十郎さんと恋人役。考えただけでも体が固まりそうですね(^^;)
最初は、動きが堅いかな・・・、その手の震えは演技ですか?それとも本当に震えてる?・・みたいな手の揺れようだったりしましたが、見た目や声が可憐で!!
これからが楽しみですね〜。
それにしても、祖父と孫のカップル!! 年齢差を感じさせないカップル。すごすぎる・・・!!
《連獅子》
狂言師右近後に親獅子の精 中村翫雀
狂言師左近後に仔獅子の精 片岡愛之助
修験者 中村亀鶴
村娘 中村壱太郎
連獅子は今まで何度も観ていますが、全部親子共演じゃなかったかな?
親子じゃない、ましてや血のつながりもない連獅子は初めてかも?!
しかも翫雀さんと愛之助さんが親子ってのは・・・。
今回の巡業公演は「上方」というのを意識して、「上方役者同士は家族と同じ」...みたいな気持ちがあるのかしら?などと考えながら観ていた。
狂言師としての登場では、愛之助さんは前髪で若々しい感じ。さっきのはっつぁんのイメージはナシ。
ハツラツと可愛らしく踊ってた〜o(≧▽≦)o
翫雀さんはお澄まし顔で落ち着いた感じ。眉毛がハの字になるくらいに・・・(笑)
でも、この間「NINAGAWA十二夜」の英竹役をテレビで再確認したばかりだったから、どーも笑ってしまう。「I'm Sorry」とか言いそうなんだもん(^^;)
親獅子が仔獅子を谷へ突き落とすシーンで。
花道に出た仔獅子(愛之助さん)が上にポンと飛んで座るところ...板の関係なのか、すごい音だった!!
もー、すごく痛そうな音だったよぉ(>_<)
目を閉じて座っている愛之助さん。私からは顔を横に向けないと観られない真横の位置で。
正面で踊っている翫雀さんを観なきゃいけないのだろうが、ワタシャ、横を向きたいのよーー(T_T)と、目だけ真横に向けて必死でお美しい愛之助さんのお顔を眺めようとしていた(^^;)
間狂言はいつもの「宗論」ではなく、亀鶴さんと壱太郎くんのやりとり。
壱太郎くんは梅川よりも村娘のほうがイキイキと演じてたかも?!愛嬌があってカワイイ。
亀鶴さんも酔っぱらいのお化粧にぶっとい眉毛という、おかしみのあるお役。
二人とも滑稽で、楽しい時間だった。亀鶴さんの出番がこれだけってのはとてももったいないよなぁ。
さぁ、最後は獅子の姿になった親子による毛振り!!
凛々しい仔獅子の隈取りの愛之助さんは下手よりなので、私の目の前ですぞー。
若さはあるものの、落ち着いた毛振りだったように思います。
それに比べて親獅子の翫雀さん。今回は見栄えを考えて30cm長い毛にしたらしいけど、高速毛振りでしたなぁ。
ガンガン振ってました(^^;) 連獅子しか出てないから力が有り余ってるのかしら?笑
そうそう、
三味線やお囃子の方々、若い方が多いような気がして、いつも以上に目が行ってしまったわ
帰りの新幹線も一緒だったし〜o(≧▽≦)o
by ville202hirocat
| 2009-09-14 18:43
| 歌舞伎