【エビータ】劇団四季
四季専用劇場=福岡シティ劇場での最後のミュージカル『エビータ』を観てきました。
こんなことを書くといろいろ言われるかもしれませんが。
四季専用じゃなくなる・・・正直言って、それでいいんじゃないかい?と思ってます。
もう限界じゃないですか?
こうなったのも福岡の客のせいじゃないと「私は」思ってますし(含んだ言い方だな・・苦笑)
一般の劇場にしてもらえば、今まで北九州芸術劇場止まりだったいろいろな演劇が福岡市でも観られるようになるかもしれないし!!そーなったら嬉しいもん。
明日で千秋楽という平日夜の観劇。
客席は満席で(劇場前ではご招待の茶封筒が山積みでしたからねぇ・・ふっ)いろいろな思いを持ってそれぞれが観劇していたんでしょうね。
さて、「エビータ」ですが。
四季のエビータを観るのは初めてですが、私にとって「エビータ」といえば、「マドンナ」です!!
映画のマドンナの印象が強烈に残っていて、CDも持っているし、マドンナの歌う「♪Don't cry for me ARGENTINA」はステキでした。
その時のチェ役はアントニオ・バンデラス。彼も衝撃的!!(^^;)
四季のエビータは野村玲子さん、チェは芝清道さん。
ふっ、最後に看板役者さんを持ってきても、もー遅いんだよっ・・・(-_-)
<キャスト>
エビータ:野村玲子 チェ:芝清道
ペロン:金田俊秀 マガルディ:渋谷智也 ミストレス:高木美果
四季のエビータ。
退屈でした(^^;) 特に2幕目はもー退屈で退屈で。
全体的に台詞が歌に乗って発せられるのですが、それが聞きづらい・・・(高低差が激しくて耳障りというか)
看板役者さんにケチをつけるのもどーかと思いますが、野村さんの声が若すぎて余計に聞きづらかったよ(^^;)
1幕目では、演出面で面白いところが多かったです。
エビータが人生の階段を上るために利用された数々の男たちが、次から次からエビータの家から出てくるシーンはよくできてて面白かったな。
それから、エリートのゲームで、マジメに椅子とりゲームやって勝ち残って行く様とか。
途中までめっちゃ偉そうに脚を開いて座っていたのに、最後の1人に勝ち残ったペロン(金田さん)が申し訳なさそーにオネエのように座ったのはなぜ?(笑)
笑えました。
歌では「ブエノスアイレス」「飛躍に向かって」を55STEPSで観てるからか、これよー!!とワクワクしましたが、どちらも55STEPSの方がよかったかも・・・(えーっ?!(^^;)
野村さんより井上智恵さん? (井上さんはエビータもやってるんだっけ?!)
芝さんよりキム・スンラさん?・・・(^^;)
何しろ野村さんの声は聞きづらいし(ファルセットに変わるところが露骨にわかりすぎてねぇ)芝さんはチェそのもののようにはまり役だから、あえて「飛躍に向かって」だけの印象は残らず...って感じかな?
2幕目で心に残った場面はほとんどなかったかなぁ。
エビータが病に倒れて痛々しい病人メイクで登場の野村さんには息を飲んだけど、その後カーテンコールで完全復活のキレイなエビータで登場した時はなんだか「チェっ」と舌打ちしてしまった(苦笑)
倒れたエビータの回想シーンのように、後ろから横から歌声が聞こえてきた演出は面白かったな。
それぞれのキャストの感想は・・・。
野村玲子さん:四季独特の口の開け方(腹話術人形みたい)のお手本のような感じで、とにかくつらい・・(>_<)
なにもそこまでやらなくてもって感じでねぇ。
エビータの歌は音程差があって歌いづらそうな曲ばかりですが、ファルセットに切り替わるところが聞きづらいんですけどー。
そして、とにかく声が若々しすぎて、私の中のエビータ=マドンナなのでどこか違和感がありましたね(^^;)
演技や表情は素晴らしかったんだけど。目を見開いて野心溢れた表情はすごかった!!
したたかな感じはあったけど(これは私が野村さんに感じることかも(コラッ))エビータにしてはちょっとお上品な感じかな?とも思った。
芝清道さん:最後に観られてよかったですー。
声量があってクラシックもいけそうなのにロックな歌い方!!素晴らしい〜。
顔が小さくてスタイルがいいのも素晴らしい〜。
金田俊秀さん:野村さんとの夫婦はちょっと無理があったが(笑)まぁ好演かしら?
歌が本格的すぎて、歌い出しにびっくりすること多々あり(^^;)
渋谷智也さん:あの艶〜な声はなんですか?どこから出てるんですか?オールバックでちょっと気持ち悪い感じははまり役かな?(笑)
高木美果さん:彼女ねぇ....。歌は抜群だけど表情がなくてあんまり・・・。彼女の演技はどうなんでしょうか?・・・
四季最後が「エビータ」ってのにどーも納得がいかない感じではありますが、今までありがとう!!と言っておきます。
「オペラ座の怪人」「アイーダ」ではたくさん通わせていただきましたし、楽しい思い出はいっぱいですから。
さて、未だに四季の会脱会してないんだが、どうしようかな。
by ville202hirocat
| 2010-05-07 23:01
| ミュージカル