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歌舞伎・ミュージカル好きなhirocatの「観劇記」。そして「日々の感激話」などなど
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【風の前奏曲】

【風の前奏曲】_b0013005_20274027.jpgタイ式木琴“ラナート”の奏者として生きた、ソーン師の生涯を基に描いた映画『風の前奏曲』を見てきました。

音楽って感じるものですね。力強かったり愛おしかったし、人の心をも動かします。
ラナートの音色が心地よく、純粋に音楽を愛する人たちばかりで、とても素敵な映画でした。

感想に入る前に....
主人公のソーン役:アヌチット・サパンポンは「春の雪」にてシャムの王子として出ていた人らしいです。端正な顔立ちをしていて、タイでは“レスリー・チャン”の再来とまでいわれる新進スターだそう。
・・私には井口選手に見えた。。似てるのよー。




ソーンがラナート奏者として成長していく青年時代と、第二次世界大戦下、伝統芸能が統制された晩年時代を行き来しながら物語は進んでいきます。

ラナートの音は、木琴というだけあって、素朴でシンプル。どちらかというとやさしい感じなのですが、競演会でのライバル・クンインとの対決の場面では、「これぞ対決」というものすごい迫力でした。手に汗握る、まるで格闘技の試合のよう。
クンインの演奏はまさに嵐を呼ぶようで、ソーンのほうは迫力はあるもののどこか優雅で風のよう。心で感じる演奏でした。(クンイン役の人は本物のラナート奏者だそうです)
バチ(っていうのかな?)を持つ手はすごく速くて、優雅に見えても力技。聴く価値はもちろんですが、見る価値もアリです。

私が印象に残ったシーンとしては・・・
・伝統文化が規制された時のソーン師(晩年)の言葉。
「伝統文化は根であり、根をしっかり張っている木は、何があっても倒れない」

・ライバルのクンインがソーンとの対決に負け、ソーンにかけた言葉。
「(君の演奏に)感動した。後世に伝えて行ってほしい」
→彼もまた、自尊心や名声のために音楽をやっていないということ。単純に音楽を愛するというとても感動するシーンでした。

・ソーン師が息子のピアノ演奏に合わせてラナートを演奏するシーン。
→西洋のピアノにいい気がしないのかと思い気や、新しいものを取り入れ、伝統と融合させてをいくというすばらしいものでした。
即興音楽で楽しいシーンでもありました。

・伝統音楽の演奏を禁ずる軍の大佐が、ソーン師のラナート演奏に聞き入り、取り締まる事もせずに帰隊するシーン。
→その演奏に吸い寄せられるように近所の住民がソーン師の家の周辺に集まってきます。感情というのは規制できないものなのだなぁと。音楽の魅力、伝統の力強さを感じました。

・ソーンが後に妻となるチョートを初めて見かけて楽器を演奏するシーン。
庭で花摘みをするチョートも美しいし、彼女への愛しさを表現するかのような胡弓(?!)のような楽器の音色もやさしく美しい。音色は人の心が伝わるんだなぁ。
おもしろかったのが、そのシーンのBGMに合わせてソーンが演奏するということ。
BGMと演奏するシーンが重なり合う=BGMを主役が演奏するなんておもしろい!!

とりとめもない文章になってしまいました。(汗)
ベタな感想ですが、とにかく、音楽ってすばらし〜い♪と思える映画でした。
【風の前奏曲】_b0013005_2381786.jpg

by ville202hirocat | 2006-01-13 23:10 | 映画