【二月花形歌舞伎】夜の部 博多座
あ〜、盛り上がった花形歌舞伎も明日で終わってしまうのですね。悲しいわ〜。
すっかり遅くなってしまいましたが、夜の部の感想を・・。20日に行ってきました!!
何はともあれ・・まず!!
歌舞伎で初めて「カーテンコール」と「スタンディングオベーション」というものを体験して感無量でございました。
そうしたい気分にさせるラストではありますが、素に戻った役者さんを見られるなんて・・。獅童さんは手を振りまくっていたし(^o^)
今公演の夜ではいつものことのようでしたが、ステキな体験をしたと思います(*^_^*)
さて、その日は、昼の「高坏」と「団子売」を幕見しようと朝早く行ったのに幕見チケットはすぐに完売してしまい、仕方ないので立ち見チケットをGETしました。
今公演はチケットの売れ行きが半端じゃなくすごいですね。幕見も立ち見も補助席も・・・。
用事があったのだけど、こうなったら「義経千本桜」も魚づくしの台詞が出てくるところ(30分くらい)までは見たい!!と・・・。
もう〜、一日がかりで、すっかり歌舞伎Dayになりました。
#幕見の感想は後ほど・・。
夜の部のお席は、前方センターブロックちょい上手寄り。
グフフフっ(^。^) 鳴神上人さま(愛之助さん)もばっちり、松王丸(獅童さん)も目の前..のよいお席でございました。
昼の部は舞踊が2つ。夜の部は荒事・・。なんだか全然違う雰囲気ですねぇ。
こういう組み合わせは滅多になく、わざとやった・・みたいなことを亀治郎さんがおっしゃってましたが、どういう意図があったのかしら?・・結局わからなかったわ(^^;)
昼・夜は雰囲気が違う・・で一番イメージが違ったのが勘太郎さん!!
「高坏」の次郎冠者と「車引」の梅王丸が同じ役者とは思えません・・。
すごいっ!!と唸ってしまいました。 勘太郎さん、ステキやわ〜☆
【菅原伝授手習鑑 車引】
歌舞伎って美しい〜と思う一幕です。松、梅、桜を描いた着物は色も鮮やか!!
隈取りもそれぞれ違っておもしろいし。うっとりと見とれました。
近くで見る獅童さん、お顔が美しいですねぇ。これぞ歌舞伎役者!!という感じでステキでした。
そして、勘太郎さん!! 勘太郎さんの荒事は初めて見たかもしれません。
えっ?この人、勘太郎さん?と思うほどの迫力あるお声!!見得も飛び六方も若々しかった〜。
勘太郎さんは品があるから「蜘蛛絲梓弦」の源頼光のようなお役も出来るし、本当にいろいろな顔を魅せてくれて素晴らしかったです☆
【歌舞伎十八番の内 鳴神】
二度目の鳴神。今回は良席で愛之助さんを穴があくほど見つめて参りました
愛之助さん、たぶん痛かったはず(爆)
一度見て慣れていたからか(?!)、七之助さんがお下品に見えなかったわ。
・・と、いうより、愛之助さんがいやらしくなっていたような・・σ(^◇^;)
いやらしさのぶつかり合いで七之助さんが目立たなかった?!(笑)
私もニヤニヤしながら見ていたと思うのでヤバイ人ですが・・
雲の絶間姫(七之助さん)が「あいた、あいた」と胸を押さえて痛がるところ...「きたよきたよ〜」と思っちゃったからね(^^;)
愛之助さんも前半の上人と後半の荒事になるのとでは別人のようです。
そんなに顔がでかかったっけ?というくらいで(笑)、鼻や目までも大きく見える隈取りです。
有名な柱巻きの大見得など、拍手拍手〜!!ラストの飛び六方も大迫力で満足よ〜。
荒事好き&愛之助さん好きな私にとっては実に嬉しい〜。
なんといっても、ずーっと愛之助さんを見つめられる幸せな1時間半でございました
そうそう、白雲坊の松之助さん、味があって印象に残ってます。
声もよく通るし、舞台にスパイスが効いた感じでよかったです!!
それから・・今日は龍神が飛び・・ませんでしたね(汗)
途中まで上がってポトっと落ちちゃいました。まぁ、そんなこともありますよね(^^;)
#先月の新橋の龍神は滝のようにでっかいものでどどーっと上がっていきましたが、普通はちっちゃい鯉のぼりみたいなんですね(*^_^*)
【蜘蛛絲梓弦】
「市川亀治郎六変化相勤め申し候」でございます。
そして、「花形7人揃い踏み」のお時間です(*^_^*)
亀治郎さん、どんどん変わっていきます!!・・が、近くから見たからか(?!)あんまり変わってなかったような気も・・(汗)
まっ、そんなことより(^^;)、亀治郎さんが糸をどーんと放つ度に出てきて必死で糸を巻いて片付ける後見さんが気になっちゃって〜。
役者さんにかかったりした日にゃ〜もうそそーっと気を遣って取ってたりして、ほんと大変でございますね。エールを送っておりました。
鳥屋口(だっけ?花道に出てくるところ)から出ると思わせて舞台正面の階段から登場する亀治郎さん、みんな騙されてましたね〜。私は騙されませんでしたぞ(^_^)v
火鉢にすぽっと入ったりケレンたっぷりで拍手喝采でした。
獅童さんと亀鶴さんコンビはおもしろかったなぁ。(はは〜ん、ここで彼らがロビーに出て行くのか・・と思ったり。あっ、これは私だけの話ですが)何度も亀治郎さんに騙されて「面目次第もございません」と客席に向かって謝ったり(≧▽≦)
あっ、亀治郎さんが早替わりをして「また参りました」というのもあったね。
拍手して笑って楽しいヒトトキでした。
6人は出てるのに、愛之助さんはいつ?・・とやきもきしていたら、最後の最後で登場です。
もー、おいしい役だわ。風林火山だの篤姫だの言ってお客さんをあっという間に惹き付けてさぁ。おいしすぎる!!
そして揃い踏み〜、カーテンコール・・・となったわけですね(*^_^*)
あっ、そうだ、これを書いておかねば。
最後に女郎蜘蛛の精になった亀治郎さんの隈取りはすごかったねー。
そこまで書くか・・というくらいの蜘蛛の巣顔(?!)
そこまでされたら亀治郎さんかどうかもわからない〜♪ですよ。
カーテンコールもこの顔だから...なんだかかわいそうな気もしますわね。
ほんとーに楽しくておもしろい歌舞伎公演でした。
終わってしまうのがとても寂しいです...(T_T)
みなさん、また来てね〜!!! (特に・・愛之助さん、早く来てね〜(≧▽≦))
#夜の部挨拶は七之助さんでした。いたってマジメな挨拶でしたね(ごめん、印象ナイの)
すっかり遅くなってしまいましたが、夜の部の感想を・・。20日に行ってきました!!
何はともあれ・・まず!!
歌舞伎で初めて「カーテンコール」と「スタンディングオベーション」というものを体験して感無量でございました。
そうしたい気分にさせるラストではありますが、素に戻った役者さんを見られるなんて・・。獅童さんは手を振りまくっていたし(^o^)
今公演の夜ではいつものことのようでしたが、ステキな体験をしたと思います(*^_^*)
さて、その日は、昼の「高坏」と「団子売」を幕見しようと朝早く行ったのに幕見チケットはすぐに完売してしまい、仕方ないので立ち見チケットをGETしました。
今公演はチケットの売れ行きが半端じゃなくすごいですね。幕見も立ち見も補助席も・・・。
用事があったのだけど、こうなったら「義経千本桜」も魚づくしの台詞が出てくるところ(30分くらい)までは見たい!!と・・・。
もう〜、一日がかりで、すっかり歌舞伎Dayになりました。
#幕見の感想は後ほど・・。
夜の部のお席は、前方センターブロックちょい上手寄り。
グフフフっ(^。^) 鳴神上人さま(愛之助さん)もばっちり、松王丸(獅童さん)も目の前..のよいお席でございました。
昼の部は舞踊が2つ。夜の部は荒事・・。なんだか全然違う雰囲気ですねぇ。
こういう組み合わせは滅多になく、わざとやった・・みたいなことを亀治郎さんがおっしゃってましたが、どういう意図があったのかしら?・・結局わからなかったわ(^^;)
昼・夜は雰囲気が違う・・で一番イメージが違ったのが勘太郎さん!!
「高坏」の次郎冠者と「車引」の梅王丸が同じ役者とは思えません・・。
すごいっ!!と唸ってしまいました。 勘太郎さん、ステキやわ〜☆
【菅原伝授手習鑑 車引】
歌舞伎って美しい〜と思う一幕です。松、梅、桜を描いた着物は色も鮮やか!!
隈取りもそれぞれ違っておもしろいし。うっとりと見とれました。
近くで見る獅童さん、お顔が美しいですねぇ。これぞ歌舞伎役者!!という感じでステキでした。
そして、勘太郎さん!! 勘太郎さんの荒事は初めて見たかもしれません。
えっ?この人、勘太郎さん?と思うほどの迫力あるお声!!見得も飛び六方も若々しかった〜。
勘太郎さんは品があるから「蜘蛛絲梓弦」の源頼光のようなお役も出来るし、本当にいろいろな顔を魅せてくれて素晴らしかったです☆
【歌舞伎十八番の内 鳴神】
二度目の鳴神。今回は良席で愛之助さんを穴があくほど見つめて参りました
愛之助さん、たぶん痛かったはず(爆)
一度見て慣れていたからか(?!)、七之助さんがお下品に見えなかったわ。
・・と、いうより、愛之助さんがいやらしくなっていたような・・σ(^◇^;)
いやらしさのぶつかり合いで七之助さんが目立たなかった?!(笑)
私もニヤニヤしながら見ていたと思うのでヤバイ人ですが・・
雲の絶間姫(七之助さん)が「あいた、あいた」と胸を押さえて痛がるところ...「きたよきたよ〜」と思っちゃったからね(^^;)
愛之助さんも前半の上人と後半の荒事になるのとでは別人のようです。
そんなに顔がでかかったっけ?というくらいで(笑)、鼻や目までも大きく見える隈取りです。
有名な柱巻きの大見得など、拍手拍手〜!!ラストの飛び六方も大迫力で満足よ〜。
荒事好き&愛之助さん好きな私にとっては実に嬉しい〜。
なんといっても、ずーっと愛之助さんを見つめられる幸せな1時間半でございました
そうそう、白雲坊の松之助さん、味があって印象に残ってます。
声もよく通るし、舞台にスパイスが効いた感じでよかったです!!
それから・・今日は龍神が飛び・・ませんでしたね(汗)
途中まで上がってポトっと落ちちゃいました。まぁ、そんなこともありますよね(^^;)
#先月の新橋の龍神は滝のようにでっかいものでどどーっと上がっていきましたが、普通はちっちゃい鯉のぼりみたいなんですね(*^_^*)
【蜘蛛絲梓弦】
「市川亀治郎六変化相勤め申し候」でございます。
そして、「花形7人揃い踏み」のお時間です(*^_^*)
亀治郎さん、どんどん変わっていきます!!・・が、近くから見たからか(?!)あんまり変わってなかったような気も・・(汗)
まっ、そんなことより(^^;)、亀治郎さんが糸をどーんと放つ度に出てきて必死で糸を巻いて片付ける後見さんが気になっちゃって〜。
役者さんにかかったりした日にゃ〜もうそそーっと気を遣って取ってたりして、ほんと大変でございますね。エールを送っておりました。
鳥屋口(だっけ?花道に出てくるところ)から出ると思わせて舞台正面の階段から登場する亀治郎さん、みんな騙されてましたね〜。私は騙されませんでしたぞ(^_^)v
火鉢にすぽっと入ったりケレンたっぷりで拍手喝采でした。
獅童さんと亀鶴さんコンビはおもしろかったなぁ。(はは〜ん、ここで彼らがロビーに出て行くのか・・と思ったり。あっ、これは私だけの話ですが)何度も亀治郎さんに騙されて「面目次第もございません」と客席に向かって謝ったり(≧▽≦)
あっ、亀治郎さんが早替わりをして「また参りました」というのもあったね。
拍手して笑って楽しいヒトトキでした。
6人は出てるのに、愛之助さんはいつ?・・とやきもきしていたら、最後の最後で登場です。
もー、おいしい役だわ。風林火山だの篤姫だの言ってお客さんをあっという間に惹き付けてさぁ。おいしすぎる!!
そして揃い踏み〜、カーテンコール・・・となったわけですね(*^_^*)
あっ、そうだ、これを書いておかねば。
最後に女郎蜘蛛の精になった亀治郎さんの隈取りはすごかったねー。
そこまで書くか・・というくらいの蜘蛛の巣顔(?!)
そこまでされたら亀治郎さんかどうかもわからない〜♪ですよ。
カーテンコールもこの顔だから...なんだかかわいそうな気もしますわね。
ほんとーに楽しくておもしろい歌舞伎公演でした。
終わってしまうのがとても寂しいです...(T_T)
みなさん、また来てね〜!!! (特に・・愛之助さん、早く来てね〜(≧▽≦))
#夜の部挨拶は七之助さんでした。いたってマジメな挨拶でしたね(ごめん、印象ナイの)
by ville202hirocat
| 2008-02-22 23:35
| 歌舞伎