【六月博多座歌舞伎 夜の部】
昨日、無事に千穐楽。おめでとうございます。
しかと見届けて参りました。
夜の部は、10日と昨日、観ました〜!!
昨日は、お知り合いの方にもたくさんお会いして、ラストの日を惜しむ会合のような感じでした(笑)
隣りに座っていたかっこいいお兄さん、お一人だったので話しかけてみたら「韓国留学生」でした!!
山口の大学に行ってて、わざわざ見に来たんだって。
「初めて見ます。せっかく日本に来たので見ておきたくて・・」ですって。
その気持ち、ステキよねぇ。おまけにカッコイイし・・(←関係ないけど)
言葉は3分の1くらいしかわからないけど、華やかで面白いと言ってました!!
夜の部は、通し狂言「 木下蔭真砂白浪」と舞踊「藤娘」で〜す。
「木下蔭真砂白浪」は『中村橋之助宙乗り相勤め申し候』ですぞ〜。
南座で復活狂言として上演されてから8年。次は博多に持ってきてくれたんですねぇ。
私は古典が大好きではありますが、『初心者でも楽しめる歌舞伎』(←こういう言い方は好きではありませんが、ファンを増やすために最近よーく使われますね..)というものも楽しいです!!
ありえなーい!!という笑ってしまうストーリーにシーン満載で心から楽しみましたよ。
宙乗りの橋之助さんはともかく、体を張った勘太郎くん、すごかったねー。
サーカスの空中ブランコ並みにグルグルと回ったり。
・・で、 8年前の南座公演では、その役は翫雀さんだったーーー!!
いやぁ、信じられない。あのころっとしたお体(コラっ)で・・?! 見たかったなo(≧▽≦)o
【木下蔭真砂白浪】中村橋之助宙乗り相勤め申し候
石川五右衛門 橋之助
真柴久吉 愛之助
石川村治左衛門/三好長慶 亀蔵
与六 実は仁木太郎 勘太郎
女盗賊お峰/妹子冬 扇雀
通し狂言なのでお話はわかりやすいのだけど、場面転換やこしらえに時間がかかるのか(?!)、ちょこちょこ休憩が入ってねぇ....。
盛り上がって来た!!と思ったら休憩10分(10分休憩が2回よ)..とかでイマイチ気分が乗れない演目でしたな(汗)
まずは、愛之助さんの登場シーンから(←いきなり愛之助さんかよ!!笑)
寝ていて、がばっと起き上がるんですねぇ。心の中で「待ってました」と叫ぶ私(*^_^*)
そうはいっても正直、前半は勘太郎さんの見せ場多しで、全くと言っていいほど愛之助さんはかっこよくないです(笑)
お人好しな感じで正直ダサダサな愛之助さんです。
お峰(扇雀さん)は女盗賊で普段はかっこいい感じなのに、与六(勘太郎さん)に一目惚れして態度が女に変わるところ・・扇雀さんのメリハリが抜群でとても面白〜い。
今公演で扇雀さんの良さをたくさん知りました(*^_^*)
前半の見せ場は勘太郎さんの宙づりでしょうか。
友市に崖下へ突き落とされた与六。松の枝にひっかかります(←ありえん、その1・・笑)
雄龍丸(宝剣)もひっかかっており(←ありえん、その2)、それを取ろうとして枝が折れてーー。
勘太郎さん、グルグル回って落ちていきます。
途中、上がってもいきます(←ありえんって) 上がるときにウルトラマンポーズします。も一つ、上がるときに平泳ぎのように手足を動かします。(これ、勘三郎さんかと思いましたよ。似てた〜)
グルグル回って回って落ちたところが、馬の背中(←ありえ〜ん・・笑)
猿之助がひく馬の背中にばっちりと着地した勘太郎さん。フラフラしながら「回りすぎた」とつぶやいたりして、笑わせてくれますね。
雄龍丸も猿之助が拾っていて(ほんとーにありえんって)。
あー、歌舞伎って面白い(^^;)
そうそう、お峰が秘術を使って蝶になったとき、その蝶の大きなこと!!色も奇抜で。あれはちょっとひいた..(汗)
お次は、有名な「南禅寺 山門の場」。
五右衛門の『絶景かな』の台詞はワクワクしますねぇ。山門がセリ上がって久吉(愛之助さん)登場。
猿之助から一転してびしっときまってます。上に橋之助さん、下に愛之助さん。まさに『絶景かな〜』(*^_^*)
三幕目の治左衛門と小冬の場。ほんとーに申し訳ない。2度見て2度ともウトウトしてしまった・・。しっとりとした場面なんでねぇ。
大詰め。公家に化けた五右衛門と出世した久吉との再会シーン。
橋之助さんと愛之助さんが俯せに寝ころんで足を上げてかわいくポーズをとります(歌舞伎でよくあるシーンですね)
いやぁ、可愛らしいですo(≧▽≦)o
そしてそして!!
待ってました〜、橋之助さんの宙乗り。1階から3階へ向かって飛んでいきます。
パカっと葛籠抜けをするのも楽しいし、それを背負って飛んでいくのも楽しい〜。
大向こうから「待ってました〜、たっぷりと」と声がかかって嬉しそうに楽しそうに客席を見渡す橋之助さん。
観客を惹き付けますなぁ。
実は高所恐怖症だとテレビで言っていたけれど、ホントーに楽しそうでしたね。
途中途中で見得をきめていて、千穐楽は3階席だったので間近で見られて興奮しました。
隣りに座っていた韓国青年も「うわぁ」と言ってましたわ(*^_^*)
普通、ここで終わりなんだけど、お次は3階から1階へ下りていきます。
五右衛門は雪玉の中に居て、それがパカっと割れて大雪を降らし(すごい量の雪=紙吹雪でございます)下りてくるの。
これでもか!!ってくらいに楽しませてくれますね。
最後は派手な立ち回りがあって、「さらばじゃ〜」と橋之助さん、愛之助さん、勘太郎さん、扇雀さん揃って幕。
千穐楽では「ホントにさらばじゃ〜」と心で思いつつ、名残惜しくも幕が下りましたわ(T_T)
なんやかんやといいつつ、結局は楽しい通し狂言でした。
【藤娘】
藤の精 七之助
一言。綺麗!!
大役ばかりの七之助さんですね。
ただね、夜の部はこれだけの七之助さんでして、声を聞けません。
七くんファンとしてはちょっと残念だ、と友達が言っておりました。
この公演で思ったことですが。
いやぁ、勘太郎さん、いいですねぇ、やっぱりいいねぇ。
真面目なところがいい!!
勘三郎さんに似てるんだけど、小細工しないというか、ウケを狙わないとこがいい(←コラっ)
きっとますますイイ役者さんになられるのだろうなと思いました。
愛之助さんはねぇ、松永大膳とか国崩しや悪役をされる時に、顔は憎たらしいのですけど、やっぱりイイ人なんだな〜と思っちゃうのよね(^^;)
どこかまだ真面目な感じがするかな。これからどんな風に憎たらしくなっていくのか期待したいと思います。
ファンだからちょっと辛口で言ってみたりしました(汗)
あー、楽しかった6月もあっという間に終わっちゃいました。
・・とはいえ、次は9月にまた「ゲジゲジのはっつぁん=愛之助さん」に会えますし、10月には海老蔵さんも来られることだし、楽しみに待ちたいと思います!!
・・で、愛之助さんは歌舞伎座ご出演はないのでしょうか?来年の4月までに愛之助さんが出られる歌舞伎座に行きたいのですけど。
年末は?南座ですか? 年始は?松竹座でしょうか?
えー?!来年春ぎりぎりってことになるんですかーー?(マジっ?)
しかと見届けて参りました。
夜の部は、10日と昨日、観ました〜!!
昨日は、お知り合いの方にもたくさんお会いして、ラストの日を惜しむ会合のような感じでした(笑)
隣りに座っていたかっこいいお兄さん、お一人だったので話しかけてみたら「韓国留学生」でした!!
山口の大学に行ってて、わざわざ見に来たんだって。
「初めて見ます。せっかく日本に来たので見ておきたくて・・」ですって。
その気持ち、ステキよねぇ。おまけにカッコイイし・・(←関係ないけど)
言葉は3分の1くらいしかわからないけど、華やかで面白いと言ってました!!
夜の部は、通し狂言「 木下蔭真砂白浪」と舞踊「藤娘」で〜す。
「木下蔭真砂白浪」は『中村橋之助宙乗り相勤め申し候』ですぞ〜。
南座で復活狂言として上演されてから8年。次は博多に持ってきてくれたんですねぇ。
私は古典が大好きではありますが、『初心者でも楽しめる歌舞伎』(←こういう言い方は好きではありませんが、ファンを増やすために最近よーく使われますね..)というものも楽しいです!!
ありえなーい!!という笑ってしまうストーリーにシーン満載で心から楽しみましたよ。
宙乗りの橋之助さんはともかく、体を張った勘太郎くん、すごかったねー。
サーカスの空中ブランコ並みにグルグルと回ったり。
・・で、 8年前の南座公演では、その役は翫雀さんだったーーー!!
いやぁ、信じられない。あのころっとしたお体(コラっ)で・・?! 見たかったなo(≧▽≦)o
【木下蔭真砂白浪】中村橋之助宙乗り相勤め申し候
石川五右衛門 橋之助
真柴久吉 愛之助
石川村治左衛門/三好長慶 亀蔵
与六 実は仁木太郎 勘太郎
女盗賊お峰/妹子冬 扇雀
通し狂言なのでお話はわかりやすいのだけど、場面転換やこしらえに時間がかかるのか(?!)、ちょこちょこ休憩が入ってねぇ....。
盛り上がって来た!!と思ったら休憩10分(10分休憩が2回よ)..とかでイマイチ気分が乗れない演目でしたな(汗)
まずは、愛之助さんの登場シーンから(←いきなり愛之助さんかよ!!笑)
寝ていて、がばっと起き上がるんですねぇ。心の中で「待ってました」と叫ぶ私(*^_^*)
そうはいっても正直、前半は勘太郎さんの見せ場多しで、全くと言っていいほど愛之助さんはかっこよくないです(笑)
お人好しな感じで正直ダサダサな愛之助さんです。
お峰(扇雀さん)は女盗賊で普段はかっこいい感じなのに、与六(勘太郎さん)に一目惚れして態度が女に変わるところ・・扇雀さんのメリハリが抜群でとても面白〜い。
今公演で扇雀さんの良さをたくさん知りました(*^_^*)
前半の見せ場は勘太郎さんの宙づりでしょうか。
友市に崖下へ突き落とされた与六。松の枝にひっかかります(←ありえん、その1・・笑)
雄龍丸(宝剣)もひっかかっており(←ありえん、その2)、それを取ろうとして枝が折れてーー。
勘太郎さん、グルグル回って落ちていきます。
途中、上がってもいきます(←ありえんって) 上がるときにウルトラマンポーズします。も一つ、上がるときに平泳ぎのように手足を動かします。(これ、勘三郎さんかと思いましたよ。似てた〜)
グルグル回って回って落ちたところが、馬の背中(←ありえ〜ん・・笑)
猿之助がひく馬の背中にばっちりと着地した勘太郎さん。フラフラしながら「回りすぎた」とつぶやいたりして、笑わせてくれますね。
雄龍丸も猿之助が拾っていて(ほんとーにありえんって)。
あー、歌舞伎って面白い(^^;)
そうそう、お峰が秘術を使って蝶になったとき、その蝶の大きなこと!!色も奇抜で。あれはちょっとひいた..(汗)
お次は、有名な「南禅寺 山門の場」。
五右衛門の『絶景かな』の台詞はワクワクしますねぇ。山門がセリ上がって久吉(愛之助さん)登場。
猿之助から一転してびしっときまってます。上に橋之助さん、下に愛之助さん。まさに『絶景かな〜』(*^_^*)
三幕目の治左衛門と小冬の場。ほんとーに申し訳ない。2度見て2度ともウトウトしてしまった・・。しっとりとした場面なんでねぇ。
大詰め。公家に化けた五右衛門と出世した久吉との再会シーン。
橋之助さんと愛之助さんが俯せに寝ころんで足を上げてかわいくポーズをとります(歌舞伎でよくあるシーンですね)
いやぁ、可愛らしいですo(≧▽≦)o
そしてそして!!
待ってました〜、橋之助さんの宙乗り。1階から3階へ向かって飛んでいきます。
パカっと葛籠抜けをするのも楽しいし、それを背負って飛んでいくのも楽しい〜。
大向こうから「待ってました〜、たっぷりと」と声がかかって嬉しそうに楽しそうに客席を見渡す橋之助さん。
観客を惹き付けますなぁ。
実は高所恐怖症だとテレビで言っていたけれど、ホントーに楽しそうでしたね。
途中途中で見得をきめていて、千穐楽は3階席だったので間近で見られて興奮しました。
隣りに座っていた韓国青年も「うわぁ」と言ってましたわ(*^_^*)
普通、ここで終わりなんだけど、お次は3階から1階へ下りていきます。
五右衛門は雪玉の中に居て、それがパカっと割れて大雪を降らし(すごい量の雪=紙吹雪でございます)下りてくるの。
これでもか!!ってくらいに楽しませてくれますね。
最後は派手な立ち回りがあって、「さらばじゃ〜」と橋之助さん、愛之助さん、勘太郎さん、扇雀さん揃って幕。
千穐楽では「ホントにさらばじゃ〜」と心で思いつつ、名残惜しくも幕が下りましたわ(T_T)
なんやかんやといいつつ、結局は楽しい通し狂言でした。
【藤娘】
藤の精 七之助
一言。綺麗!!
大役ばかりの七之助さんですね。
ただね、夜の部はこれだけの七之助さんでして、声を聞けません。
七くんファンとしてはちょっと残念だ、と友達が言っておりました。
この公演で思ったことですが。
いやぁ、勘太郎さん、いいですねぇ、やっぱりいいねぇ。
真面目なところがいい!!
勘三郎さんに似てるんだけど、小細工しないというか、ウケを狙わないとこがいい(←コラっ)
きっとますますイイ役者さんになられるのだろうなと思いました。
愛之助さんはねぇ、松永大膳とか国崩しや悪役をされる時に、顔は憎たらしいのですけど、やっぱりイイ人なんだな〜と思っちゃうのよね(^^;)
どこかまだ真面目な感じがするかな。これからどんな風に憎たらしくなっていくのか期待したいと思います。
ファンだからちょっと辛口で言ってみたりしました(汗)
あー、楽しかった6月もあっという間に終わっちゃいました。
・・とはいえ、次は9月にまた「ゲジゲジのはっつぁん=愛之助さん」に会えますし、10月には海老蔵さんも来られることだし、楽しみに待ちたいと思います!!
・・で、愛之助さんは歌舞伎座ご出演はないのでしょうか?来年の4月までに愛之助さんが出られる歌舞伎座に行きたいのですけど。
年末は?南座ですか? 年始は?松竹座でしょうか?
えー?!来年春ぎりぎりってことになるんですかーー?(マジっ?)
by ville202hirocat
| 2009-06-27 12:26
| 歌舞伎