【チャーリーとチョコレート工場】
最近、映画づいてる私。
「チャーリーとチョコレート工場」を見ました!!
今まで、監督ティム・バートン、主演ジョニー・デップの映画は見た事なかった(めずらしいですか?!)ので、その世界に度肝を抜かれた感じ。
いやいや、なんて言ったらいいんでしょう。
子供向けではなく、大人が見る映画だったんですね。
思っていた映画とは違って、おもしろいというかコワイというか・・。
でも決して嫌いではないような世界でもあり。。
ファンタジックな映画なんだろう・・と思っていたけど、ファンタジックなのは工場内の造形だけでした。TDRのアトラクションにでもありそうなとてもカラフルで楽しい工場内。小人従業員のウンパ・ルンパの歌とダンスのシーンなんて楽しい〜♪
他はね、よ〜く考えたらコワイ(?!)ことがいっぱいなんだよねーー。
世界中の子供たちの中から工場内を見学できるゴールデンチケットをゲットした5人。金持ちやらチョコ好きの子やらが買い占めたり、そりゃもう大人達も巻き込んでの争奪戦。
5人のうち唯一まともな少年のチャーリーは、貧乏だけど家族思いの心やさしい子供で、彼だけはまともにチケットをゲットするのだろうと思いきや....
え〜〜?!拾ったお金で買ったチョコかよ〜!!
誕生日に買ってもらったチョコでいいいじゃん。おじいちゃんのへそくりで買ってもらったチョコでいいじゃん。
オチが酷すぎる.. ふざけてるわっ。
ウォンカは5人のうち1人だけに特別なプレゼントを用意しているとのこと。
見学の途中で一人ずつ脱落していく(消えて行く)んだけど、これがまたコワイんですよ、悲惨なんですよ。
何でも欲しがる子供や理屈っぽい子供やそういう風に育てちゃった親に対して、教訓めいたことを伝えてるのだけど、さらっとコワイじゃないの!!という感じ。
ブラックジョークにしてもねぇ。
子供のころのウォンカも悲惨です。
うちが歯科だとしてもあのヘルメットのような歯の矯正器具はかわいそうだわ。
最後はどうなるの?と思ったけど、マジメじゃん、いい話だったねってことで、ちょっと拍子抜けするほどの愛情あふれる結末でまとめられ、なんだかまんまとティム・バートンとジョニー・デップにしてやられた感じでした。
それにしても、ジョニー・デップってすごい俳優さんですね。
最初「この人、本当に人間?人造人間かなにかでは?(髪はおかっぱで変だし、顔は化粧が厚塗り、血色悪いし、行動もなにもかも変)」って思わせたウォンカという男を、最後には「魅力ある普通の人間なのね」と思わせてくれました。
この映画、好きな人と嫌いな人がはっきりわかれるかも?と思います。
私は...
好きなほうです。こういうシュールなのもいい。
<追記>
情報。
・工場内の川やら滝のチョコは本物なんですね!! すごすぎ!!
・働いていたリスも調教された本物のリスらしいですね?! まじっすか?!
・ウンパ・ルンパ役のあの濃い顔した人は一人で何役もして撮ったんですね。
by ville202hirocat
| 2005-10-28 22:36
| 映画