【七月大歌舞伎 松竹座】昼の部
誕生日当日、昼の部を観劇前に道頓堀をプラプラと散策。
シャッターの閉まった「くいだおれ」に寂しさを感じたり、全身が苔むした「水掛け不動」で祈ったり...。
コーヒーでも飲んで松竹座に向かおうとアーケードを歩いていると、孝太郎さんをお見かけしました。
う〜ん、今日もイイ日になりそう〜とワクワクしながらの観劇です(*^_^*)
感想の前に・・。
その日は朝から次から次へと携帯におめでとうメールが届きました。数えたら全部で17人!!
観劇中は受信できないので幕間に受信したら一度に5通とか来てたりして、もう〜感激ですよ。みなさん、本当にありがとうございました。
ほとんどが「誕生日はいかがお過ごしですか?」と書いてくるので「・・実は大阪で歌舞伎を観てます・・」と返信して、相変わらずのお気楽ぶりがバレちゃって、マイッタよ(^^;)
誕生日観劇(7/15)のお席は、6列目12番でした。ど真ん中!!
夜の部が仁左衛門さんの涙なら、昼の部は藤十郎さんの涙に・・私もウルウル(T_T)でした。
【春調娘七種】
曽我五郎時致 松緑 曽我十郎祐成 菊之助 静御前 孝太郎
先月、博多座で菊之助さん&松緑さんの曽我兄弟を観ているので、これこれ〜!!と思い出して嬉しい演目ですね。
そして、先ほどお見かけした孝太郎さんが目の前に。。
ニヤニヤしどおしの一幕でした。
朝一番、こういう美しい舞台はいいもんです。
【片岡十二集の内 木村長門守】
<血判取>
木村長門守 我當 郡主馬之助 進之介
井伊兵部 亀三郎 成瀬隼人正 亀 寿
榊原越中守 松也 本多忠友 家 橘
酒井左衛門尉 團蔵 徳川家康 左團次
家康やら、豊臣秀頼の名代の木村重成やら・・歴史物でなかなか面白い内容でしたが。。
我當さんが気になって、ダメだったー(>_<)
「颯爽とした若き武将・・重成(木村長門守」が我當さんなんだよねー。
イヤホンガイドでも何度となく「若さあふれる...」などと説明されてましたが、ぜんぜん若武者に見えないっていうか、むしろヨロヨロと歩かれたり(あっ、失礼..)大丈夫かしら?と心配してしまうくらいでして。
8年前? 仁左衛門さんの襲名披露公演で拝見したときには、声量も素晴らしく、がっちりしていて堂々たる印象の我當さんだったのに..(^^;)
それに比べて、家康役の左團次さんは、も〜ぴったりのお役ですね。
わざと間違って渡した神文に対して「老衰のため間違えた」と言ってみたり、『狸爺』ぶりはまさしく左團次さんそのもの・・?!(笑)
その上おかしいのは、血判を押すために指先を切ったもの老齢のために血の出が悪く、口中を噛んで血を出す・・などという「ありえな〜い」ことだったり(*^_^*)
相変わらず進之助さんの印象は全くなくて申し訳ない(汗)
【伽羅先代萩】
<花水橋>
足利頼兼 菊之助 絹川谷蔵 愛之助
愛之助さんの登場です。相撲取りです(爆)
頼兼を暗殺しようとする悪党たちを次から次へとやっつける頼兼&谷蔵。
悪党を使って「このような地蔵がおりまして・・」などと道の説明をする谷蔵(愛之助さん)のテンポのよさはスッキリ〜。
こういうおかしみのある場面の愛之助さんの台詞の間、言い回し、好きだな
<御殿>
乳人政岡 藤十郎 栄御前 秀太郎
松島 孝太郎 沖の井 魁 春
弾正妹八汐 仁左衛門
以前、藤十郎さん襲名披露公演で拝見したときは、たしか飯炊きの場面で気絶したんでした・・(汗)
で、今回はというと、めっちゃ面白くて、気絶するどころじゃなかったです!!
あ〜、私も成長しました。っていうか、今回は飯炊きの場面がなかったというのもあるのかもしれませんが・・(汗)
藤十郎さんの政岡...胸にジーンときて悲しかった〜(T_T)
「よく死んでたもぉた、でかしゃった、でかしゃった・・・」との台詞に、涙がポロポロ
赤を用いたお化粧より「血の涙」を流しているように見えるのですが、それがまた息を飲む光景で、素晴らしかったです。
そんな政岡に対して、仁左衛門さんの弾正妹八汐... も〜憎たらしいったらありゃしない。そして怖すぎます。
懐剣で千松の喉元をえぐるサマは残酷すぎるし、仁左衛門さんのお顔も冷酷です。
引っ込むときの客席に向かっての不敵の笑み「ニヤリ」・・きゃ〜、憎たらしいっ!!
<床下>
仁木弾正 仁左衛門 荒獅子男之助 松 緑
憎たらしい八汐から変わって、仁木弾正として仁左衛門さんが再度登場!!
かっこいいー!!
「先代萩」では<床下>までの上演が多いみたいですが、それだと、弾正がちょろっと出て終わり・・え〜?!終わり〜?の印象だったので、今回は<対決・刃傷>まで見られて<床下>の場面が納得いきました。
<対決・刃傷>
細川勝元 菊五郎 渡辺外記左衛門 左團次
渡辺民部 愛之助 笹野才蔵 松 也
山中鹿之助 亀 寿 山名宗全 團 蔵
仁木弾正 仁左衛門
菊五郎さん、笑わせてもらった昨日とはうって変わって、すっきりとしたお姿です。
弾正の悪事を裁き、颯爽としてます。
仁左衛門さんの悪いヤツなんだけどかっこいい・・という仁木弾正。
死んで「大の字」で担がれていくところなども豪快でかっこいいですねぇ。
いつかは愛之助さんの仁木弾正が見られるのでしょうかね。あ〜、見たいな〜(^_^)
さて、愛之助さんですが...。左團次さんとの親子です。
親をあれこれと気に掛けてお世話する民部。表情豊か、所作は細かく、愛之助さんらしい〜(*^_^*)
幕切れまで愛之助さんを見つめることができて幸せでした
今回の観劇は中日も過ぎていないし、舞台写真はないだろうなぁ・・と思っていたのですが、出てたんです!!
14日には仁左衛門さんのは無かったのですが、15日は出てたし。
観劇の記念に、愛之助さんを2枚、仁左衛門さんを2枚、孝太郎さんを1枚・・(買いすぎです..)買ってしまいました。
あ〜、思い切って行ってよかったですーー
シャッターの閉まった「くいだおれ」に寂しさを感じたり、全身が苔むした「水掛け不動」で祈ったり...。
コーヒーでも飲んで松竹座に向かおうとアーケードを歩いていると、孝太郎さんをお見かけしました。
う〜ん、今日もイイ日になりそう〜とワクワクしながらの観劇です(*^_^*)
感想の前に・・。
その日は朝から次から次へと携帯におめでとうメールが届きました。数えたら全部で17人!!
観劇中は受信できないので幕間に受信したら一度に5通とか来てたりして、もう〜感激ですよ。みなさん、本当にありがとうございました。
ほとんどが「誕生日はいかがお過ごしですか?」と書いてくるので「・・実は大阪で歌舞伎を観てます・・」と返信して、相変わらずのお気楽ぶりがバレちゃって、マイッタよ(^^;)
誕生日観劇(7/15)のお席は、6列目12番でした。ど真ん中!!
夜の部が仁左衛門さんの涙なら、昼の部は藤十郎さんの涙に・・私もウルウル(T_T)でした。
【春調娘七種】
曽我五郎時致 松緑 曽我十郎祐成 菊之助 静御前 孝太郎
先月、博多座で菊之助さん&松緑さんの曽我兄弟を観ているので、これこれ〜!!と思い出して嬉しい演目ですね。
そして、先ほどお見かけした孝太郎さんが目の前に。。
ニヤニヤしどおしの一幕でした。
朝一番、こういう美しい舞台はいいもんです。
【片岡十二集の内 木村長門守】
<血判取>
木村長門守 我當 郡主馬之助 進之介
井伊兵部 亀三郎 成瀬隼人正 亀 寿
榊原越中守 松也 本多忠友 家 橘
酒井左衛門尉 團蔵 徳川家康 左團次
家康やら、豊臣秀頼の名代の木村重成やら・・歴史物でなかなか面白い内容でしたが。。
我當さんが気になって、ダメだったー(>_<)
「颯爽とした若き武将・・重成(木村長門守」が我當さんなんだよねー。
イヤホンガイドでも何度となく「若さあふれる...」などと説明されてましたが、ぜんぜん若武者に見えないっていうか、むしろヨロヨロと歩かれたり(あっ、失礼..)大丈夫かしら?と心配してしまうくらいでして。
8年前? 仁左衛門さんの襲名披露公演で拝見したときには、声量も素晴らしく、がっちりしていて堂々たる印象の我當さんだったのに..(^^;)
それに比べて、家康役の左團次さんは、も〜ぴったりのお役ですね。
わざと間違って渡した神文に対して「老衰のため間違えた」と言ってみたり、『狸爺』ぶりはまさしく左團次さんそのもの・・?!(笑)
その上おかしいのは、血判を押すために指先を切ったもの老齢のために血の出が悪く、口中を噛んで血を出す・・などという「ありえな〜い」ことだったり(*^_^*)
相変わらず進之助さんの印象は全くなくて申し訳ない(汗)
【伽羅先代萩】
<花水橋>
足利頼兼 菊之助 絹川谷蔵 愛之助
愛之助さんの登場です。相撲取りです(爆)
頼兼を暗殺しようとする悪党たちを次から次へとやっつける頼兼&谷蔵。
悪党を使って「このような地蔵がおりまして・・」などと道の説明をする谷蔵(愛之助さん)のテンポのよさはスッキリ〜。
こういうおかしみのある場面の愛之助さんの台詞の間、言い回し、好きだな
<御殿>
乳人政岡 藤十郎 栄御前 秀太郎
松島 孝太郎 沖の井 魁 春
弾正妹八汐 仁左衛門
以前、藤十郎さん襲名披露公演で拝見したときは、たしか飯炊きの場面で気絶したんでした・・(汗)
で、今回はというと、めっちゃ面白くて、気絶するどころじゃなかったです!!
あ〜、私も成長しました。っていうか、今回は飯炊きの場面がなかったというのもあるのかもしれませんが・・(汗)
藤十郎さんの政岡...胸にジーンときて悲しかった〜(T_T)
「よく死んでたもぉた、でかしゃった、でかしゃった・・・」との台詞に、涙がポロポロ
赤を用いたお化粧より「血の涙」を流しているように見えるのですが、それがまた息を飲む光景で、素晴らしかったです。
そんな政岡に対して、仁左衛門さんの弾正妹八汐... も〜憎たらしいったらありゃしない。そして怖すぎます。
懐剣で千松の喉元をえぐるサマは残酷すぎるし、仁左衛門さんのお顔も冷酷です。
引っ込むときの客席に向かっての不敵の笑み「ニヤリ」・・きゃ〜、憎たらしいっ!!
<床下>
仁木弾正 仁左衛門 荒獅子男之助 松 緑
憎たらしい八汐から変わって、仁木弾正として仁左衛門さんが再度登場!!
かっこいいー!!
「先代萩」では<床下>までの上演が多いみたいですが、それだと、弾正がちょろっと出て終わり・・え〜?!終わり〜?の印象だったので、今回は<対決・刃傷>まで見られて<床下>の場面が納得いきました。
<対決・刃傷>
細川勝元 菊五郎 渡辺外記左衛門 左團次
渡辺民部 愛之助 笹野才蔵 松 也
山中鹿之助 亀 寿 山名宗全 團 蔵
仁木弾正 仁左衛門
菊五郎さん、笑わせてもらった昨日とはうって変わって、すっきりとしたお姿です。
弾正の悪事を裁き、颯爽としてます。
仁左衛門さんの悪いヤツなんだけどかっこいい・・という仁木弾正。
死んで「大の字」で担がれていくところなども豪快でかっこいいですねぇ。
いつかは愛之助さんの仁木弾正が見られるのでしょうかね。あ〜、見たいな〜(^_^)
さて、愛之助さんですが...。左團次さんとの親子です。
親をあれこれと気に掛けてお世話する民部。表情豊か、所作は細かく、愛之助さんらしい〜(*^_^*)
幕切れまで愛之助さんを見つめることができて幸せでした
今回の観劇は中日も過ぎていないし、舞台写真はないだろうなぁ・・と思っていたのですが、出てたんです!!
14日には仁左衛門さんのは無かったのですが、15日は出てたし。
観劇の記念に、愛之助さんを2枚、仁左衛門さんを2枚、孝太郎さんを1枚・・(買いすぎです..)買ってしまいました。
あ〜、思い切って行ってよかったですーー
by ville202hirocat
| 2008-07-20 00:34
| 歌舞伎